buzzbo 編集部は東京の高級ホテル5会場について2018年6月以降の下見見積り303件を分析しました。招待人数中央値が約70名の3会場でも1人当たり中央値が約6.6万〜7.3万円に分かれ、総額中央値だけでは比べられません。5会場の総額の中心は約348万〜472万円でした。自分たちの招待人数に近い分布は、同じ条件の見積りを取る会場を選ぶ材料になります。

この記事では2018年6月以降の下見見積り303件を会場別に紹介します。実際の契約額や現在の公式プランではなく、下見した人が報告した見積り額の分布です。

5会場の下見見積りを比べる

5会場の総額中央値は招待人数の中心と合わせて見る必要があります。人数の構成が異なるため、総額の並びを会場の価格順位とは扱えません。

表の「見積り額の範囲」は見積り額の高い25%と低い25%を除いた範囲です。

会場件数総額の中央値見積り額の範囲招待人数の中央値
ホテルニューオータニ(東京)88件約348万円約278万〜400万円約50名
帝国ホテル 東京56件約440万円約334万〜499万円約60名
パレスホテル東京66件約422万円約344万〜514万円約70名
The Okura Tokyo32件約466万円約336万〜543万円約70名
東京會舘61件約472万円約368万〜530万円約70名

帝国ホテル 東京は招待人数約60名で総額約440万円でした。一方のパレスホテル東京は約70名で約422万円です。招待人数が多い会場ほど総額も高いという順番にはなっていません。

招待人数中央値が約70名の3会場

パレスホテル東京、The Okura Tokyo、東京會舘は招待人数の中心が約70名です。それでも1人当たりの見積り分布は同じではありません。

会場1人当たりの中央値1人当たりの範囲
パレスホテル東京約6.6万円約5.8万〜7.6万円
The Okura Tokyo約7.3万円約6.7万〜9.5万円
東京會舘約7.1万円約6万〜8.8万円

パレスホテル東京は1人当たりの中心が3会場で最も低く、総額の中心も約422万円で最も低い位置でした。The Okura Tokyoと東京會舘は1人当たり約7万円台で近く、総額も約466万円と約472万円で近い位置です。この対応から、約70名という招待人数の中心だけでは総額差を捉えられず、1人当たりの分布も合わせて見る必要があると分かります。

ただしこれは70名の見積りだけを集めた比較ではありません。3会場とも会場別データの中心が約70名だったという意味です。各会場に含まれる招待人数の幅と記録年の構成は異なります。1人当たり費用にも会場費など人数に比例しない費用が含まれるため、ゲスト1名を追加したときの料金や料理単価は示しません。

人数をそろえた費用を知りたい場合は各会場へ同じ70名で見積りを依頼します。会場別の中央値は候補を絞る材料に使い、最終比較は同じ人数と内容の見積りで行うと差の意味を確認できます。

下見見積りの幅をどう読むか

会場別の見積り額には重なりがあります。ホテルニューオータニ(東京)の中央に位置する範囲は約278万〜400万円で、東京會舘の約368万〜530万円と一部が重なりました。中央値が異なっても個別の見積りが常に同じ順に並ぶわけではありません。

会場ごとに招待人数の幅と記録年の構成も異なります。総額差を会場そのものの価格差とは断定できません。今回のデータには費用項目別の内訳がなく、どの項目が差を作ったかも判定できません。総額の中心だけを予算とせず、幅の中で自分たちの条件に近い見積りを確認する必要があります。

会場見学でそろえる条件

会場別分布の条件がそろっていない以上、実際の見積りでは比較軸をそろえる必要があります。各会場へ次の条件を同じ内容で伝えてください。

  • 招待人数
  • 挙式時期と希望日
  • 挙式形式とプラン
  • 料理、飲物、衣裳、装花、写真など含めたい項目

見積りを受け取ったら総額だけでなく、同じ項目が含まれているかを確認します。初回見積りにない項目と人数変更時の追加額を分けて聞けば、会場そのものの差と条件差を切り分けやすくなります。

5会場の下見見積りは総額と招待人数の両方に幅がありました。候補を絞る段階では自分たちの人数に近い会場別分布を使い、会場見学では同じ人数と内容の見積りにそろえると比較できます。

実際の支払額を確認するなら東京ホテル御三家の記事も参考になります。

費用は挙式時期、人数、プランで大きく変わります。最新の料金、プランは各式場の公式情報をご確認ください。